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かえるの種類
日本のカエル
ニホンアマガエル - 体長は3-4cm程で、メスの方がオスより大きい。鼻筋から目、耳にかけて褐色の太い帯が通っている。前足に4本、後足に5本の指があり、すべての指先に丸い吸盤がある。この吸盤で枝から枝へ飛び移ったり、
ガラスの垂直面に張りつくこともできる。体色は腹側が白色で、背中側が黄緑色だが、背中側は黒っぽいまだらもようの灰褐色にも変えることができ、保護色の一例としてよく知られる。この色の変化は、まわりの環境、温度、湿度、明るさなどに応じて
ホルモンを分泌し、皮ふの色素細胞を拡張・伸縮させることによる。また、たまに色素細胞の変異がおこり、体色が青や黄色の個体がみられることもある。皮ふはつるつるした粘膜におおわれるが、この粘膜からは体を細菌などから守るため毒が分泌されている。
手で触る分には問題ないが、傷ついた手でさわったり、さわった手で目や口をこすったりすると、激しい痛みを感じ、目に入った場合は失明することもある。アマガエルのみならず、生物をさわった後は必ず手を洗うことが望ましい。
シュレーゲルアオガエル - 体長はオス3cm-4cm、メス4cm-5.5cmほど。体色は腹側は白く背中側は緑色をしているが、保護色で褐色を帯びることもある。虹彩は黄色。 外見はモリアオガエルの無斑型に似ているが、やや小型で、
虹彩が黄色いことで区別できる。また別科のニホンアマガエルにも似ているが、より大型になること、鼻筋から目、耳にかけて褐色の線がないこと、褐色になってもまだら模様が出ないことなどで区別できる。
モリアオガエル - 体長オス4cm-7cm、メス6cm-8cmほどで、メスの方が大きい。指先には丸い吸盤があり、木の上での生活に適応している。背中側の地色は緑だが、地方個体群によっては全身に褐色のまだら模様が出る。また、
体表にはつやがなく、目の虹彩が赤褐色なのも特徴である。 ニホンアマガエルやシュレーゲルアオガエルと似ているが、モリアオガエルはより大型になる。また、ニホンアマガエルとは目から耳にかけて黒い帯模様がないこと、シュレーゲルアオガエルとは虹彩が赤
っぽいことで区別できる。
ヒメアマガエル
イシカワガエル - 体長は10cmを超える大型のカエル。オスよりメスの方がやや大きく、緑色の体色に紫のイボと斑紋が多く出る。「日本一美しいカエル」とも呼ばれる。
オットンガエル - 体長9.3-14cm。オスよりもメスの方が大型になる。吻端は突出せず、鼓膜は大型。皮膚には小さい疣(いぼ)が多数並ぶ。種小名subasparaは「粗い、ざらざらした」の意があるasperaに「下位の、
下の」の意がある接頭辞subを組み合わせたもので、「やや粗い、ややざらざらした」の意だと思われ、本種の皮膚の質感に由来すると思われる。 四肢は頑丈。前肢に5本の指を持つ。(多くのカエルの指の数は4本。)この第1指からは骨を突出させることができる。
カジカガエル - 体長3.6-6.9cm。オスよりもメスの方が大型になり、オスは体長4cm前後。体は扁平で、体色は灰褐色で不規則な斑紋があり保護色になっている。体色の濃淡は環境によりある程度変色させることができる。
四肢には吸盤が発達し、渓流沿いの岩等に貼り付く事ができる。後肢には水掻きが発達している。 幼生は最大全長5cm。口器は大きく吸盤状になり、急流で流されないように水中の岩に貼り付くことができる。
トノサマガエル - 体長は5-9cmほどで、メスの方がオスより大きい。後肢が長く、跳躍力が強い。背面の皮膚は比較的滑らか。 体色はオスは背面が茶褐色から緑色、メスは灰白色。背中線上に明瞭な白または黄色の線がある。
背面に黒い斑紋があり、斑紋同士がつながっていることが多い。種小名nigromaculataは「黒い斑紋の」の意。繁殖期のオスでは、斑紋が不明瞭になり、全体的に体色が黄色がかる。
トウキョウダルマガエル
ニホンアカガエル
ツチガエル - 体長3cm-5cmほどで、メスの方がオスより大きい。背中側は灰褐色-黒褐色のまだら模様で、背中の中央に白い背中線があるものもいる。背中には大小のいぼ状突起がたくさん並び、このため各地で「イボガエル」という方言
で呼ばれている。腹側はうすい褐色をしている。 ヌマガエルによく似ているが、背中のいぼ状突起が大きいこと、腹が白くないこと、匂いをかぐと異臭がすることなどで区別できる。
ヌマガエル - 体長は3cm-5cmほどで、メスの方がオスより大きい。背中側は灰褐色のまだら模様だが、背中の中央部に細い白線(背中線・はいちゅうせん)をもつ個体もいる。背中側には小さないぼ状突起が並ぶが、ツチガエルほどの凹凸はない。
腹側は白い。 幼生(オタマジャクシ)は尾がまだら模様になっているのが特徴である。ニホンアマガエルの幼生にくらべると両目が寄っていて、背中側のひれが胴体の上ではなく、尾から始まる。また、ヌマガエルの幼生は高温に強く、水温が40℃を超えるような夏の
水田でも生き残り、成長することができる。 ツチガエルとよく似ているが、ヌマガエルは腹が白いこと、背中のいぼ状突起は小さくて手触りがスベスベしていること、あまり臭いがないことなどで区別できる。また、鳴き声も異なる。
ニホンヒキガエル - 最大体長17.6cmとヒキガエル属でも比較的大型。体色には変異があり赤、黄、黒等がある。皮膚にはイボがあり、耳腺は大きい。外敵に掴まれる等の刺激を受けると、耳腺やイボから乳白色の毒物を分泌する。
四六のガマと呼ばれるが、前肢の指は4本、後肢の指は5本。繁殖期のオスにはメスを包摂する際に滑り止めとして後肢にコブ(婚姻瘤)ができるためそれを6本目の指と勘違いしたと思われる。 幼体は黒く、成体に反して小型。
ヤエヤマアオガエル - 体長4.2-6.7cm。オスよりもメスの方が大型になる。 背面は黄緑色だが、環境によってある程度体色を変化させることができる。腹面は淡黄色。後肢の内側はオレンジ色。体側面や後肢の内側には黒い斑点が点在する。虹彩は黄色。
ウシガエル(外来種) - 体長11-18cm。アカガエル属の特徴でもある背側線(はいそくせん)が無い。 オスの背面は暗緑色で、淡黒色の斑紋がまばらにある。メスの背面は褐色で、斑紋がオスよりも多い。雌雄ともに腹面は白いが、
オスでは喉の部分が少々黄色みがかる。鼓膜は非常に大きく、メスでも眼の直径にほぼ等しく雄ではその倍近くある。
オオヒキガエル(外来種) - 体長9-15.5cm。最大体長24cmとヒキガエル科最大種。地域により体長、体形、体色に変異があり、スリナムの個体群は特に大型化する。平均体長ならば日本に分布するヒキガエル(ヒキガエル
属では比較的大型種)と比較しても、際立って大型とはいえない。 皮膚にはイボがあり、大型の耳腺を持つ。卵や幼生も毒を持つ。この毒は強烈で、ヒキガエルの50倍以上あるともいわれる。(目に入ると失明したり、体内に入ると心臓麻痺することさえある。)
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